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ジャーナル · 2026年8月19日 · 9分で読めます

箱根観光ガイド:登山電車・ロープウェイ・海賊船の周遊、フリーパス、温泉

登山電車、ケーブルカー、大涌谷のロープウェイ、芦ノ湖の遊覧船、彫刻の森美術館、旅館での一泊。箱根の周遊ルート、箱根フリーパスの内容、必要な時間、団体向けのアレンジ方法を紹介します。

箱根は日帰りか1泊か

箱根へは新宿から小田急ロマンスカーで約85分、または東京から新幹線で小田原まで約35分、そこから箱根湯本まで約15分です。近いため日帰りする人も多いのですが、移動に時間を取られ、箱根の一番の魅力である温泉を楽しむ余裕がなくなりがちです。

おすすめは次のとおり。

  • 日帰り:新宿を7時30分頃に出発し、電車・ケーブルカー・ロープウェイ・船の周遊ルートを一周、夕方にバスとロマンスカーで帰京。美術館や温泉は省くか、帰る前に箱根湯本で軽く入浴する程度です。
  • 1泊2日(おすすめ):1日目は登山電車で上り、彫刻の森美術館を見て、強羅・宮ノ下・仙石原の旅館に宿泊。2日目はケーブルカー、大涌谷のロープウェイ、芦ノ湖の遊覧船、箱根神社を巡り、東京へ戻るか、小田原から新幹線で京都方面へ。

週末、ゴールデンウィーク、紅葉の11月は大変混雑します。連休以外の平日なら、ロープウェイや船乗り場の行列はずっと短くなります。富士山を見たいなら冬(12〜2月)の朝が最も見えやすく、夏は雲に隠れることが多いです。

芦ノ湖の水中に立つ箱根神社の朱色の鳥居
芦ノ湖の水中に立つ箱根神社の朱色の鳥居 · © Daniel Erlandson / Pexels · Pexels License

箱根周遊ルートを順番に:登山電車、ケーブルカー、ロープウェイ、芦ノ湖

「箱根ゴールデンコース」は5種類の乗り物を乗り継ぎます。最も一般的な箱根湯本からの順路は次のとおりです。

  • 箱根登山電車(箱根湯本→強羅、約40分):3か所のスイッチバックでジグザグに山を登ります。停車すると運転士が反対側の運転台に移り、逆方向に進む仕組みです。6月は線路沿いにアジサイが咲きます。
  • ケーブルカー(強羅→早雲山、約10分):ほとんど立ち席。景色を見るなら谷側に立ちましょう。
  • 箱根ロープウェイ(早雲山→大涌谷→桃源台、大涌谷での乗り換えを含め約30分):噴煙を上げる大涌谷の上空を通り、晴れていれば正面に富士山。この日のハイライトです。
  • 芦ノ湖の遊覧船(桃源台→箱根町港または元箱根港、25〜40分):おなじみの「海賊船」。上のデッキは特別船室(追加料金)ですが、普通船室で十分楽しめます。
  • バス(元箱根→箱根湯本または小田原、40〜60分。日曜午後の渋滞時はさらにかかります)。

大涌谷では1時間ほど降りてみましょう。約3,000年前の噴火でできた火山の谷で、温泉で茹でた名物の黒たまご(鉄分と硫黄で殻が黒くなります)が売られています。1個食べると7年寿命が延びるといわれています。ぜんそくや心臓に持病のある方は火山ガスに注意が必要で、噴火警戒レベルにより立入規制がかかることもあります。

元箱根の箱根神社の湖上の「平和の鳥居」は撮影待ちの長い列ができます。早朝か夕方なら待ち時間はずっと短くなります。

出発前にロープウェイの運行状況を確認しましょう。定期点検中は一部区間がバス代行になります。公式サイト「箱根ナビ」で全路線の運行状況をリアルタイムで確認できます。

噴煙が上がる大涌谷と見学路、背後の山々
噴煙が上がる大涌谷と見学路、背後の山々 · © Akira Deng / Pexels · Pexels License

箱根フリーパスはお得?2026年の料金と選び方

小田急の箱根フリーパスは、ほとんどの旅行者が購入するきっぷです。内容は次のとおり。

  • 箱根エリアの8種類の乗り物が乗り放題(箱根登山電車、ケーブルカー、ロープウェイ、芦ノ湖の船、箱根登山バス、小田急箱根高速バスなど)
  • 新宿発の場合は、小田急線の新宿〜小田原間の往復を含む
  • 約70施設(美術館、温泉、飲食店など)で割引

2026年の大人料金(小田急公式サイトより):

  • 新宿発:2日間7,100円、3日間7,500円
  • 小田原発(箱根エリアのみ):2日間6,000円、3日間6,400円
  • 小児:新宿発1,600円、小田原発1,500円(2日間)
  • ロマンスカー:新宿〜箱根湯本の片道ごとに特急券1,200円が別途必要(全席指定)

お得かどうかは使い方次第です。ロープウェイと船を含む周遊ルートを一周するなら、1日だけでも元が取れます。一方、強羅の旅館に泊まるだけで翌日同じ道を戻るなら、普通乗車券のほうが安いことも多いです。

東京や京都から新幹線で来る場合は小田原発を選び、新幹線のきっぷは別に購入します。ジャパン・レール・パスでは小田急線、登山電車、ロープウェイには乗れません。

彫刻の森美術館とそのほかの美術館

箱根登山電車の彫刻の森駅から徒歩2分の箱根彫刻の森美術館は、山々を望む約7万㎡の敷地に、近現代の彫刻約120点を常設展示しています。ヘンリー・ムーア、ロダン、ニキ・ド・サンファールなどの作品に加え、数百点を収蔵するピカソ館も。ステンドグラスの塔「幸せをよぶシンフォニー彫刻」や巨大なネットの遊具は子どもに大人気で、温泉の足湯で休憩もできます。

基本情報(公式サイトより):

  • 開館時間:通年9時〜17時(入館は閉館30分前まで)
  • 料金:当日券2,000円、オンライン1,800円、15名以上の団体1,800円
  • 所要時間:1時間30分〜2時間。大半が屋外展示なので傘があると安心です。

ほかにも、森の中のガラス建築に印象派の名品が並ぶ仙石原のポーラ美術館、箱根ラリック美術館、強羅で日本の陶磁器と苔庭が美しい箱根美術館(11月は特に見事)などがあります。

箱根の温泉と旅館:泊まるエリアと入浴マナー

箱根には約20の温泉場があり、泉質もさまざまです。主な宿泊エリアは次のとおり。

  • 箱根湯本:山のふもとで、遅い到着や早朝の出発に便利。日帰り温泉も多いですが、やや街なかの雰囲気です。
  • 宮ノ下:谷沿いの温泉場で、20世紀初頭から続くクラシックホテルや趣のある旅館があります。
  • 強羅:登山電車の終点。高級旅館が多く、彫刻の森美術館やケーブルカーにも近いエリアです。
  • 仙石原:北側の落ち着いた高原。10月には金色に輝くススキ草原や美術館が魅力です。

旅館の1泊には、部屋食または個室での会席料理、和朝食、浴衣、温泉の利用が含まれるのが一般的です。露天風呂付き客室を備えた宿も多く、他人と一緒の入浴に抵抗のある海外ゲストには最適です。土曜日や祝前日は料金が大きく上がります。

入浴前に知っておきたいマナー:

  • 湯船に入る前に、洗い場で座って体をしっかり洗い流す
  • 裸で入り、小さなタオルは湯につけない(頭の上か湯船の縁に置く)
  • 泳がない、頭までつからない、大声で話さない
  • タトゥー:大浴場では今も断る施設が多いです。露天風呂付き客室や貸切風呂を利用すれば問題ありません。

宿泊しなくても、箱根湯本や仙石原の大型施設では日帰り入浴ができます。

箱根の荷物、アクセス、気をつけたいこと

荷物:箱根で一番の落とし穴です。登山電車、ケーブルカー、ロープウェイ、船はいずれも混雑しやすく、大きなスーツケースには向きません。解決策は2つ。

  • 箱根湯本駅の小田急の手荷物配送サービス:朝預けると午後に箱根エリア内の宿へ届けてくれます。
  • 宅配便:東京のホテルから箱根の次の宿泊地(京都など)へ直接送り、旅館には小さなバッグだけで向かいます。

アクセス:東京からは新宿〜箱根湯本の直通ロマンスカー(約85分、全席指定)が最も快適です。東京駅や関西方面からなら新幹線で小田原へ(東京から約35分、京都から約2時間)のほうが早いです。新宿からは芦ノ湖や仙石原へ直行する高速バスもあります。

よくある失敗:

  • 日曜の午後に周遊ルートを回る:帰りのバスが渋滞で1時間以上かかることも
  • ロープウェイや船の最終便の時間を確認しない:夕方には終わり、冬はさらに早まります
  • 7〜8月に富士山が見えると期待する
  • 連絡せずに18時以降に旅館に到着する:会席料理は時間が決まっています
紅葉を背に停車する赤と白の箱根登山バス
紅葉を背に停車する赤と白の箱根登山バス · © Vinny Anugraha / Pexels · Pexels License

団体で箱根へ:研修、インセンティブ、旅館での一泊

東京から2時間足らずの箱根は、企業の団体旅行で特に人気の行き先です。東京で1日会議をし、旅館で温泉と夕食を楽しむという流れが定番です。成功のポイント:

  • 公共交通での周遊より貸切バス:30名で混雑時の登山電車やロープウェイに乗るのは大変です。大涌谷上空のロープウェイと芦ノ湖の船など象徴的な区間だけ体験し、それ以外は荷物ごと貸切バスで移動します。
  • 船の貸切:芦ノ湖の船は団体で貸し切ることができ、船上でのドリンクサービスも可能です。一日のハイライトになることが多いです。
  • 人数に合った宿選び:強羅や宮ノ下の上質な旅館は客室15〜40室程度が多く、経営陣の会議には理想的ですが80名には小さすぎます。大人数なら宴会場を備えた芦ノ湖や仙石原のリゾートホテルか、近隣の旅館2軒に分宿します。
  • 入浴の事前案内:入浴マナー、タトゥーの扱い、貸切風呂の予約について簡単に説明しておくと、戸惑いを防げます。大浴場を使いたくないゲストには露天風呂付き客室が重宝します。
  • 美術館と団体料金:彫刻の森美術館は15名以上で団体料金になり、予約制のバス駐車場(2,000円)があります。
  • 時期:土曜日(料金が高く道路も混雑)は避け、4〜5月、6月(アジサイ)、10〜11月の平日が理想的です。

SHINOGI DMCでは、貸切バス、遊覧船の貸切、厳選した旅館、現地での体験を組み合わせた東京〜箱根の団体プログラムを手配しています。

よくあるご質問

2026年の箱根フリーパスはいくらですか。

大人で新宿発2日間7,100円(3日間7,500円)、小田原発2日間6,000円(3日間6,400円)です。ロマンスカーは片道1,200円の特急券が別途必要です。

箱根の周遊ルートにはどれくらい時間がかかりますか。

大涌谷と箱根神社に立ち寄って6〜8時間、ほぼ丸1日です。彫刻の森美術館も入れるなら2日に分けるのがおすすめです。

ジャパン・レール・パスは箱根で使えますか。

小田原までの新幹線のみ利用できます。小田急線、箱根登山電車、ケーブルカー、ロープウェイ、船は対象外です。

タトゥーがあっても箱根の温泉に入れますか。

大浴場では今も断る施設が多いです。露天風呂付き客室や貸切風呂を利用するのが最も確実です。

箱根から富士山が見えるのはいつですか。

空気が乾燥する12〜2月の朝が最も見えやすいです。夏は雲に隠れていることがほとんどです。

箱根は企業研修に向いていますか。

向いています。東京から2時間以内で、少人数なら旅館、大人数なら宴会場のあるホテルが選べます。SHINOGI DMCで移動、貸切船、宿泊を手配できます。

Rédaction SHINOGI DMC · 更新日

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イベント概要

2005年から、日本のMICEを緻密にコーディネート。

いくつかの情報をいただければ初回のご提案が可能です。専任の担当者が2営業日以内にご連絡します。

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