東京で訪れるべき美術館・博物館と予約の優先順位
東京には数百の美術館・博物館がありますが、4〜6日の滞在なら候補はすぐに絞れます。チームラボ(2会場)、三鷹のジブリ美術館、上野の東京国立博物館、両国の江戸東京博物館、六本木の森美術館の5か所で、ほとんどの関心はカバーできます。前の2つは予約必須、残りの3つは当日でもほぼ問題ありません。
つまり悩みどころは選ぶことではなく、チケットを確保することです。おすすめの手順は次のとおりです。
- ジブリ美術館:来館月の前月10日の発売開始と同時に購入。チケットがなければ入館できず、繁忙期の週末は数分で売り切れます。
- チームラボ:2〜4週間前。土曜日や大型連休(5月初旬のゴールデンウィーク、8月中旬のお盆、年末年始)は特に早めに。
- 東京国立博物館や森美術館の特別展:日時指定制の注目展は数日前までにオンラインで。
- 常設展・総合文化展(東京国立博物館、江戸東京博物館):当日窓口で十分です。
日程を組む際の基本ルールは、公立の博物館の多くは月曜休館(東京国立博物館、江戸東京博物館)、ジブリ美術館は火曜休館、森美術館は火曜のみ閉館が早い、という点です。毎日開館しているチームラボは月曜に入れるのが合理的です。月曜が祝日の場合、公立館は開館して翌日に休館となるため、各館のカレンダーを確認してから行程を固めましょう。
移動距離も考慮します。上野と両国はJR総武線やタクシーで15分、六本木と麻布台ヒルズは徒歩10分、豊洲は湾岸エリア、三鷹は新宿からJR中央線快速で20分の西側です。上野・両国で半日、六本木・麻布台で夜、豊洲はお台場や豊洲市場と、三鷹は井の頭公園と組み合わせるのが効率的です。
チームラボ プラネッツとボーダレス、どちらを選ぶか:料金と注意点
この2つはよく混同されますが、会場も体験もまったく別物です。
チームラボ プラネッツ(豊洲。ゆりかもめ新豊洲駅から徒歩1分)は順路が決まった一方通行型の展示です。裸足で入館し、光る鯉が映し出される膝下までの水の中を歩くエリアもあります。床一面が鏡の空間で巨大なクッションに沈み込む作品や、宙に浮くランの庭園もあります。所要時間は1時間30分〜2時間。膝上までまくれるズボンか短パンが便利で(短パンの貸し出しあり)、床が鏡になっているため短いスカートは避けたほうが無難です。靴と荷物用の無料ロッカーがあります。
チームラボ ボーダレス(麻布台ヒルズ。東京メトロ日比谷線神谷町駅から数分)は、お台場から移転し2024年2月に開業しました。こちらは順路がなく、作品が部屋から部屋へと移動し、暗い迷路のような空間をあえてさまよう構成です。次々に灯るランプの部屋や光の泡の空間が特に人気です。所要時間は2〜3時間。器の中に花が咲く併設のティーハウスは別料金です。
どちらを選ぶか。初めての方や暗い場所が苦手な方にはわかりやすいプラネッツ、指示なしで探検するのが好きな方には内容の濃いボーダレスが向いています。同じ日に両方回ることも可能ですが疲れるので、別の日に分けるのがおすすめです。
料金:両会場とも変動価格制で、2026年の大人料金は会場と日付により約3,600〜5,600円(週末・休暇期間は高め)、当日窓口での購入は割増になります。チケットは時間枠ごとの指定制で、30分以上遅れると入場できない場合があります。朝一番と夜最終の枠が比較的空いています。ベビーカーや大きな荷物はどちらの会場でも扱いにくいため、ホテルに置いてくるのが賢明です。
三鷹の森ジブリ美術館:予約ルール、アクセス、知っておきたいこと
三鷹の森ジブリ美術館はテーマパークではなく、宮崎駿監督が設計した比較的小さな美術館で、アニメーションとスタジオの技術がテーマです。再現された制作部屋、スケッチ、アニメーションの原理を紹介する展示室、そして小さな映像展示室「土星座」で上映されるここだけの短編映画があります。屋上庭園には『天空の城ラピュタ』のロボット兵が立っています。所要時間は1時間30分〜2時間です。
予約ルールは厳格で、多くの人がここでつまずきます。
- 販売はオンラインのみ。ローソンチケット(英語版あり)で、毎月10日10時(日本時間)に翌月分すべてを発売します。海外在住のゲストの場合、日本時間10時は欧州では深夜にあたります。
- 料金:大人1,000円、中学生・高校生700円、子どもはさらに割安。
- 入場時刻指定制:指定時刻から30分以内に入場し、入館後は時間制限なし。
- 記名式チケット:入口で身分証明書と照合します。第三者による転売チケットは無効です。
- 火曜休館。事前告知のメンテナンス休館期間もあります。
前日までにローソンチケットのアカウント登録とカード情報の保存を済ませ、10時の数分前にログインしておくのが確実です。繁忙期の週末枠は15分足らずで完売しますが、平日は比較的残ります。
館内(建物内)は撮影禁止です(屋外、テラス、屋上は撮影可)。このルールは厳しく守られています。
アクセス:JR中央線三鷹駅から黄色いコミュニティバスで約5分、または玉川上水沿いを歩いて約15分。吉祥寺駅から井の頭公園を抜けて歩けば約20分で、前後の散策にもぴったりです。
なお、愛知県長久手市のジブリパークは別施設で、チケットも別です。
上野・東京国立博物館:2時間で見るべきもの
1872年創立の日本最古の博物館で、JR上野駅から徒歩10分、上野公園の奥にあります。複数の展示館で構成されており、1回ですべてを見るのは無理ですし、その必要もありません。
2時間なら次のルートがおすすめです。
- 本館(日本ギャラリー):2階を時代順に一周し、先史時代から江戸時代まで、刀剣、甲冑、屏風、着物、陶磁器を鑑賞します。保存上の理由から作品は定期的に入れ替わるため、季節ごとに展示内容が変わります。
- 法隆寺宝物館:静かな現代建築の中に、7世紀の小さな仏像が暗い展示ケースに整然と並びます。人が少なく、印象に残る空間です。
- 時間があれば東洋館(日本以外のアジア美術)や、庭園を望むカフェでひと休み。
料金と開館時間:総合文化展は一般1,000円、大学生500円、18歳未満と70歳以上は無料(年齢確認書類が必要)。開館は9時30分〜17時、金・土曜は20時まで。月曜休館(祝日の場合は翌日)。平成館などで開かれる大型の特別展は別料金で、日時指定制の場合もあります。
上野公園にはほかにも、ル・コルビュジエ設計で世界遺産に登録された国立西洋美術館(ロダンやフランス絵画の松方コレクション)、東京都美術館、国立科学博物館が徒歩数分圏内にあります。欧州からのゲストには松方コレクションも好評ですが、上野の主役はやはり日本美術です。
避けたいのは、上野の館を1日に3つ続けて回ること。展示室で4時間を超えると、特に団体では集中力が続きません。

江戸東京博物館:2026年リニューアルオープンと両国散策
2022年4月から全面改修のため休館していた両国の江戸東京博物館が、2026年3月31日にリニューアルオープンしました。漁村だった江戸が4世紀の間に世界最大級の都市へと成長した過程を、最もわかりやすく伝える博物館です。
国技館の隣に建つ高床式の独特な建物の中に、2層にわたる常設展示があります。原寸大で復元された日本橋の半分を渡って入場し、大名屋敷、町人地、歌舞伎の芝居小屋などの精巧な模型で江戸の町を見たあと、明治、1923年の関東大震災、戦争、1964年の東京オリンピックと東京の歴史へ進みます。改修により照明、多言語解説、バリアフリーが刷新されました。
基本情報
- 料金:リニューアル後の常設展観覧料は一般800円。特別展は別料金です。
- 開館時間:9時30分〜17時30分、土曜は19時30分まで。月曜休館。
- アクセス:JR総武線両国駅西口から徒歩3分、都営大江戸線両国駅に直結。
- 所要時間:常設展で1時間30分〜2時間。
リニューアルに伴い開館時間や料金が変わっているため、特にオープン記念の大型展の期間は公式サイトで最新情報を確認してください。
周辺との組み合わせも簡単です。すみだ北斎美術館は徒歩10分、東京場所(1月・5月・9月)の期間中なら国技館はすぐ隣です。場所以外の時期でも、両国でちゃんこ鍋のランチを楽しめます。
建築好きのゲストには、小金井公園内の分館江戸東京たてもの園もおすすめです。民家、商家、銭湯など約30棟の歴史的建造物が移築されています。都心からは離れますが、見応えは十分です。

森美術館と東京の現代アートスポット
森美術館は六本木ヒルズ森タワーの53階にあります。常設展示はなく、アジアを中心とした現代アートの大型企画展を3〜4か月ごとに開催しています。最大の利点は開館時間で、ほぼ毎日22時まで開館しています(火曜は閉館が早め)。チケットには通常、52階の展望台東京シティビューの入場が含まれ、東京タワーを含む360度の眺望を楽しめます。
料金は企画展や曜日により約2,000〜2,500円で、オンライン購入なら少し安くなります。追加料金で、天候が良ければ屋上のスカイデッキにも上がれます。おすすめは19時頃の入館です。午後の混雑が引き、街に灯りがともり、そのまま六本木や麻布台ヒルズでの夕食に移れます。人気の企画展は日時指定制の場合があるので、前日までに購入しておくと安心です。
同じエリアの徒歩15分圏内には次の施設があります。
- 国立新美術館:黒川紀章設計の波打つガラスの大建築。コレクションを持たず、大規模な企画展を開催します。建物だけでも訪れる価値があります。
- サントリー美術館(東京ミッドタウン):漆工、ガラス、陶磁器などの日本の工芸美術を、落ち着いた空間で鑑賞できます。
- 21_21 DESIGN SIGHT:安藤忠雄設計のデザイン専門の小さな施設で、予定の合間の1時間にちょうどよい規模です。
森美術館とこの3館は「六本木アートトライアングル」と呼ばれています。企業団体にとっては最も扱いやすいエリアで、ホテル、レストラン、レセプション会場が徒歩圏にまとまっており、バスに乗り直す必要がありません。
チームラボ以外のデジタルアートは入れ替わりが早く、期間限定のイマーシブ展、大型商業施設でのインスタレーション、冬のプロジェクションマッピングなどが次々に登場します。前年のリストに頼らず、出発1か月前に最新情報を確認しましょう。

東京の美術館巡りに必要な時間と予算
具体的な目安として、都心(東京駅、銀座、新宿)からの移動を含めた所要時間と費用をまとめます。
- チームラボ プラネッツ:合計3時間(館内1時間30分〜2時間+移動)。日付により約3,600〜4,500円。
- チームラボ ボーダレス:合計3時間30分。需要の高い日は最大5,600円程度。
- ジブリ美術館:井の頭公園と合わせて半日。1,000円+新宿からの往復電車代約400〜600円。
- 東京国立博物館:2〜3時間。1,000円、特別展は別途。
- 江戸東京博物館:両国散策を含めて2時間。800円。
- 森美術館+東京シティビュー:夜に1時間30分〜2時間。約2,000〜2,500円。
5日間の滞在なら、6か所すべてではなく3〜4か所が現実的です。バランスのよい例は、月曜にチームラボ、火曜に上野と江戸東京博物館、水曜の午前にジブリ美術館、空いている夜に森美術館という組み方です。
疲れを減らすコツは次のとおりです。
- 交通系ICカード(SuicaやPASMO、スマートフォン版も可)で全移動をカバーし、券売機に並ばない。
- 荷物:大きな駅にはコインロッカーがありますが、チームラボや美術館のロッカーは当日の来館者用です。スーツケースを持って行くのは避けましょう。
- 食事:館内カフェは小さく、昼は満席になりがちです。11時30分か13時30分以降が狙い目です。
- パス:美術館を含む東京の観光パスもありますが、短期間に有料施設を多く回る場合にしか元は取れません。対象施設を確認して計算してから購入しましょう。
家族連れへの補足として、東京国立博物館や一部の公立館は18歳未満が無料ですが、チームラボとジブリ美術館は4歳から子ども料金がかかります。
団体で東京の美術館を訪れる:手配と予約のポイント
20名、50名、150名となると、同じ美術館でも手配の考え方が変わります。押さえるべき点は次のとおりです。
- チームラボには団体専用の予約窓口があり、企業向けに一般営業時間外の貸切にも対応しています。到着を15〜20分間隔の波に分ければ、30名でも200名でも成立する東京では数少ない文化系アクティビティです。プラネッツは足が濡れた状態で出てくるため、タオルと出口での集合場所を明確に用意しましょう。
- ジブリ美術館は団体向けではありません。記名式のオンライン販売、小さな展示室、ガイドツアーなしという条件のため、10〜15名を超える場合は希望者向けの自由オプションとし、発売日に個別購入をまとめて調整するのが現実的です。
- 東京国立博物館は20名以上で団体料金が適用されます。本館ではガイドの有無で理解度が大きく変わり、解説がなければ刀剣も屏風も語りかけてきません。一部の施設は夜間のレセプション会場として、かなり前の申請で利用できる場合があります。
- 森美術館:夜の訪問が組みやすく、そのまま六本木ヒルズのイベントスペースでのカクテルにつなげられます。
交通面では、豊洲と上野は観光バスの駐車が容易ですが、六本木や三鷹は難しいため、降車後にバスを回送するのが基本です。添乗員付きの15名程度のグループなら地下鉄が最速です。
最も大切なのは、全員に同じ美術館を押しつけないことです。同じ午後にイマーシブ系(チームラボ)と文化系(ガイド付きの上野)の2案を用意し、夕食で再集合するほうが、80名で1か所を回るよりはるかに満足度が高くなります。SHINOGI DMCでは、東京での研修旅行やインセンティブ旅行向けに、チケット、ガイド、送迎を一括で調整したこうした選択制プログラムを組み立てています。
よくあるご質問
ジブリ美術館のチケットはどうやって買えますか。
ローソンチケットのオンライン販売のみで、毎月10日10時(日本時間)に翌月分を発売します。大人1,000円、記名式で入口で本人確認があります。現地販売はありません。
チームラボはプラネッツとボーダレスのどちらがおすすめですか。
プラネッツ(豊洲)は裸足で一部水の中を歩く一方通行型で約1時間30分、ボーダレス(麻布台ヒルズ)は順路のない迷路型で内容が濃く2〜3時間です。初めての方や団体にはプラネッツのほうが扱いやすいです。
2026年のチームラボの料金はいくらですか。
変動価格制で、会場と日付により大人約3,600〜5,600円です。週末や休暇期間は高く、当日窓口での購入は割増になります。
江戸東京博物館は開いていますか。
はい。2022年からの改修を経て2026年3月31日にリニューアルオープンしました。常設展は800円、月曜休館です。
月曜日に開いている東京の美術館はどこですか。
チームラボのプラネッツとボーダレス、森美術館は毎日開館しています。ジブリ美術館も月曜は開館(火曜休館)。東京国立博物館と江戸東京博物館は月曜休館(祝日を除く)です。
大人数の企業団体でもチームラボを訪れられますか。
はい。チームラボには団体予約窓口があり、営業時間外の貸切にも対応しています。50名を超える場合は15〜20分間隔で入場を分けます。チケット、送迎、現地対応はSHINOGI DMCで一括手配できます。
Rédaction SHINOGI DMC · 更新日
出典
- teamLab Planets TOKYO — site officiel (billets, conseils)
- teamLab Borderless TOKYO, Azabudai Hills — site officiel
- Ghibli Museum, Mitaka — site officiel (tickets)
- Lawson Ticket — Ghibli Museum (vente en ligne)
- Tokyo National Museum — FAQ, horaires et tarifs
- Tokyo Metropolitan Government — Edo-Tokyo Museum reopening on March 31, 2026
- Edo-Tokyo Museum — site officiel
- Mori Art Museum — site officiel
- GO TOKYO (office du tourisme de Tokyo) — Edo-Tokyo Museum
- JNTO — Japan Travel (préparer son voyage)









