東京のショッピングエリア:銀座、渋谷、秋葉原、浅草
東京はエリアごとに得意分野があります。すべてを回る必要はなく、目的に合わせて選びましょう。
- 銀座:三越や松屋などの老舗百貨店、GINZA SIX、中央通りの高級ブランド、数フロアにわたる文具店・伊東屋。中央通りは土日祝の午後に歩行者天国となり、散策に最適です。ユニクロや無印良品の旗艦店もあります。
- 渋谷・原宿:若者向けファッション、国内デザイナー、ゲームやアニメのフロアがある渋谷PARCO、ロフトやハンズ。雰囲気を楽しむなら原宿の竹下通り、建築とブランドなら隣の表参道。
- 秋葉原:ヨドバシカメラやビックカメラなどの家電量販店に加え、漫画、フィギュア、レトロゲーム、コレクターズアイテムの店が細いビルの各フロアに入っています。
- 浅草:浅草寺へ続く約250mの仲見世通りには、せんべい、扇子、郷土玩具、みやげ物を扱う90軒近い店が並びます。徒歩10分のかっぱ橋道具街は、包丁、器、食品サンプルを探すならここです。
- 新宿:ファッションとデパ地下で知られる伊勢丹、夜遅くまで営業する家電量販店。
店舗の多くは10〜11時に開店し、20〜21時に閉店します。仲見世は多くの店が開く前でも9時30分前の方が写真を撮りやすく、秋葉原は午後がおすすめです。

京都・大阪のショッピング:市場、アーケード、職人の店
京都では、工芸品や食品が中心です。約400mのアーケードに100軒ほどが並ぶ錦市場では、漬物、茶、包丁、調理道具が手に入り、11時前がゆっくり見られる時間帯です。直交する寺町京極・新京極商店街には、みやげ物店、老舗の文具店、ファッションの店が混在しています。清水寺へ続く清水坂や三年坂では、陶芸家や扇子の店と観光客向けの店が並んでおり、作家名や価格を見比べると品質の違いがよくわかります。お茶なら、南へ20〜30分の宇治が全国有数の抹茶の産地です。
大阪はより庶民的でにぎやかです。約600mのアーケード、心斎橋筋商店街には、ファッション、ドラッグストア、化粧品店が道頓堀まで続きます。「大阪の台所」と呼ばれる黒門市場は、焼いた海産物や果物を楽しむなら午前中に。なんばの南にある日本橋のでんでんタウンは大阪の秋葉原です。大阪・梅田駅周辺では、阪急や大丸などの百貨店と地下街でつながる商業施設があり、雨や暑さを避けて買い物ができます。
包丁なら、大阪南部の堺が日本有数の産地です。工房での直販や、刃への名入れに対応する店もあります。
免税制度:2026年11月1日からの変更点
日本の消費税は10%、飲食料品(酒類を除く)の持ち帰りは8%です。入国から6か月未満の短期滞在の外国人旅行者は、「Japan Tax-Free Shop」のマークがある店舗で、同一店舗・同一日の購入額が税抜5,000円以上の場合、旅券の原本を提示すれば免税の対象になります(写真は不可)。
2026年10月31日までは従来の方式です。店頭で免税価格で販売され、化粧品・食品・酒類などの消耗品は出国まで開封できない特殊包装に入れられ、上限は50万円です。
2026年11月1日からはリファンド方式に移行します。
- レジで旅券を提示し、税込価格で支払います。店舗は購入記録を免税販売管理システムに送信します。
- 出国時、空港によってチェックインの前または後に税関の確認を受けます。税関は持ち出しを確認し、物品の提示を求めることがあります。
- 確認情報が送られると、店舗が選んだ方法(クレジットカード、アプリ、カウンターなど)で消費税相当額が返金されます。
- 購入から90日以内に日本から持ち出す必要があります。
廃止されるのは、消耗品と一般物品の区分、50万円の上限、特殊包装です。一方、消耗品を国内で消費してはならない点は変わらず、同じレシートの商品がすべて揃っていないと、その購入全体が返金の対象外になります。
免税品はすぐ取り出せる荷物に入れ、制度開始後しばらくは空港に30分ほど早めに着くこと、支払い前に返金方法を店舗に確認することをおすすめします。手数料を差し引く店舗もあります。
百貨店とデパ地下
日本の百貨店はそれ自体が体験です。開店時には従業員が入口で最初の客を迎え、エレベーターガールがいる店もあり、贈答品の包装は折り紙のように正確です。代表的なのは、日本橋の三越(最古の百貨店)、高島屋、新宿の伊勢丹、大阪の大丸や阪急。多くは免税カウンターと訪日客向けサービスを備え、旅券やクーポンの提示で割引が受けられる場合もあるので、案内所で確認しましょう。
本当の宝は地下にあります。デパ地下です。1〜2フロアに和洋菓子、弁当、寿司、天ぷら、高級果物(メロン1玉1万円以上も)、日本酒、茶の売り場が並び、試食できる店も多くあります。次のような用途に最適です。
- ピクニックや新幹線用の上質な弁当を買う。
- その日に渡す美しい包装の食品ギフトを探す(和菓子の多くは日持ちしません)。
- 菓子折りや果物の詰め合わせに表れる、日本の贈答文化を観察する。
常連の知恵として、閉店前の1時間(20時頃が多い)には総菜に値引きシールが貼られます。一方、日曜の午後は非常に混み合うので避けましょう。
日用品なら、24時間営業のコンビニで軽食や便利グッズを、深夜まで営業するドン・キホーテで化粧品、ご当地限定のお菓子、手頃なおみやげを探すのもおすすめです。

100円ショップ、おみやげ、伝統工芸:何を買って帰るか
100円ショップ(ダイソー、セリア、キャンドゥ)は日本ならではの存在です。多くの商品が税込110円で、300円や500円のシリーズもあります。食器、箸、風呂敷、文具、旅行用品、日本らしい台所小物など、価格以上の品質に驚くことも。まとめ買いのおみやげや、忘れた変換プラグの調達にも便利です。
おすすめのおみやげを予算別に挙げます。
- 2,000円未満:手ぬぐい、箸、風呂敷、和紙、ご当地キットカット、ティーバッグ、デパ地下の菓子。
- 2,000〜15,000円:宇治の抹茶、京扇子、陶器の茶碗、江戸切子、日本酒やジャパニーズウイスキー、砥石。
- それ以上:堺、関、三条などの職人の包丁(良いものは15,000〜20,000円程度から)、輪島塗、西陣織、信頼できる店の古い木版画。
観光客向けの露店より、美術館や寺院のショップの方が品揃えが良く価格も適正なことが多くあります。工芸品なら、銀座や日本橋周辺に多い各県のアンテナショップで全国の名産品が手に入ります。
刀は、装飾用であっても持ち出しに手続きが必要で、欧州の多くの国では輸入も規制されているため避けましょう。

帰国時の税関:免税範囲と持ち込み禁止品
帰国時に困らないよう、自国の税関ルールも確認しておきましょう(規則は変わるため出発前に要確認)。
- EU(フランス、ベルギー、ルクセンブルクなど):空路で入国する大人1人あたり430ユーロ(15歳未満は150ユーロ)。超えた場合、その品物全体に関税と付加価値税がかかります。たばこは紙巻200本、酒類は22度超の蒸留酒1Lまたは22度以下2L、加えてワイン4L、ビール16L。
- スイス:全品目合計で1人300スイスフラン。酒類は18度以下5L、18度超1Lまで。
- カナダ:不在期間により異なります(48時間以上で800カナダドル)。
日本に置いていくべきもの:EU域外からの旅行者は、肉製品・乳製品(真空パックの和牛や、それらを含む一部の菓子を含む)を持ち込めません。植物、種子、球根も規制対象で、偽ブランド品は没収され罰金の対象になります。
輸送面では、包丁はしっかり梱包して預け荷物に。日本酒やウイスキーも、保安検査後の免税店で購入したもの以外は預け荷物に入れます。航空会社の重量制限にも注意しましょう。食器を買うと23kgはすぐに超えてしまいます。
団体旅行での買い物:自由時間と企業ギフト
団体旅行では、買い物は参加者の要望の上位に挙がる一方、行程に組み込むのが最も難しい項目でもあります。うまくいくポイントは次のとおりです。
- 細切れではなく、まとまった時間を:立ち寄りのたびに20分より、商業エリアで2〜3時間の自由時間の方が満足度は高くなります。東京なら銀座や渋谷、大阪なら心斎橋や梅田、京都なら四条河原町が、徒歩で回れて交通の便も良好です。
- 集合場所と時間を書面で:場所の写真を添え、タクシーで戻る人のためにホテルの日本語住所カードを渡します。
- 免税ルールを事前説明で:特に2026年11月以降は、レシートを保管する、消耗品を開封しない、出国時の税関確認を見込む、の3点を伝えます。
- ホテルへの配送:百貨店は大きな買い物をホテルへ配送してくれることが多く、宅配便で旅程の最終地へ送ることもできます。
企業ギフトにも日本は魅力的な選択肢がそろっています。同僚へのおみやげ文化が根付いているため、次のような品を手配できます。
- 社名ロゴ入りの風呂敷や手ぬぐい
- 参加者の名前を彫った箸
- 酒蔵でつくるオリジナルラベルの日本酒
- 最終日の夜に客室へ届ける宇治茶や老舗の菓子の詰め合わせ
名入れや特注には4〜8週間と最小ロット(50〜100個が多い)が必要です。なお、免税制度は訪日客個人の購入が対象で、企業名義の注文や転売目的の購入は対象外です。SHINOGI DMCは、団体の買い物の時間やギフトの手配を、職人と直接連携して行っています。
よくあるご質問
2026年11月からの免税制度はどうなりますか。
2026年11月1日からは、旅券を提示して税込価格で購入し、出国時に税関が持ち出しを確認した後、店舗から消費税相当額が返金されます。購入から90日以内の持ち出しが条件です。
免税の最低購入金額はいくらですか。
同一店舗・同一日で税抜5,000円以上です。2026年11月の新制度でもこの基準は変わりません。
東京で買い物をするならどこですか。
百貨店とブランドなら銀座、ファッションなら渋谷・原宿、家電や漫画なら秋葉原、おみやげと包丁なら浅草の仲見世とかっぱ橋、伊勢丹や夜遅くまで営業する店なら新宿です。
デパ地下とは何ですか。
百貨店の地下にある食品売り場で、菓子、弁当、寿司、高級果物、日本酒、茶などが並び、試食もできます。閉店前1時間ほどで総菜に値引きがつきます。
和牛をフランスに持ち帰れますか。
できません。EU域外からEUに入国する旅行者は、真空パックであっても肉製品や乳製品を手荷物で持ち込めません。
日本のおみやげには何がおすすめですか。
手頃なものなら手ぬぐい、風呂敷、箸、和紙、ご当地キットカット、お茶。中価格帯なら宇治抹茶、陶器、江戸切子、日本酒。長く使えるものなら堺・関・三条の包丁(15,000〜20,000円程度から)がおすすめです。
Rédaction SHINOGI DMC · 更新日
出典
- National Tax Agency — 輸出物品販売場制度のリファンド方式への見直し (refund system from Nov. 2026)
- Japan Tourism Agency — 消費税免税店サイト (tax-free shop information)
- Senso-ji — Official website
- Nishiki Market — Official website
- Shinsaibashi-suji Shopping Street — Official website
- Your Europe (EU) — Alcohol, tobacco and cash allowances when entering the EU
- Your Europe (EU) — Meat, dairy, plants and animals in your luggage
- ch.ch (Swiss authorities) — Shopping tourism and duty-free allowances
- JNTO — Préparer son voyage au Japon (douanes)









